試験栽培中の干し芋用のさつまいも「紅はるか」の収穫を行いました。
指導を受けている茨城県の東海村の土壌と違い、保水性の高い粘土質の土壌のため、
いろいろと違いが出ていますが、現状の対策として、高畝(50㎝以上)でマルチを行うことで、
サツマイモの表皮も綺麗に付着土も少なく上々の仕上がり。
念のため土壌を山砂に入れ替えた圃場を近くに少し作って茨城と近しい土壌環境を整備して、
そこに受付てみましたが、同水準の仕上がり。
ただし、粘土質の土壌のほうが芋の肥大化が非常に良好な反面、畝の高さが低い圃場だと、
かなり表皮が荒く、付着土が多い状態に。
砂地の場合表皮は綺麗ですが、芋の肥大が悪く、小さく細い芋になっていました。
その他、畝幅が広すぎた感がありました。
指導をしていただいている方の圃場だと、畝幅30㎝ほどでしたが、準備した圃場は畝幅60㎝と倍近く、
改良の余地があったと思われます。
糖度が掘り起こした直後に9.5°のちに一週間ほど気温9度程度の温度で保管後11°まで上昇。
ただ、収穫の際の手順ミスがあり、今一歩掘り起し直後の糖度が足りなかったようです。